あなたがこれからどうなりたいか、それがあなたなんじゃないですか? ラグーナ出版 森越まやさん 川畑善博さん

ラジオ書き起こし版の第3弾は、2022年6月と7月に放送されたラグーナ出版ご出演の回(3回分)をお送りします。過去の書き起こし版は第1弾の1(前半)第2弾の1(前半)をご覧ください。

今回は放送第3回目の後半部分をお送りします。

壹岐:先ほどの「日本でいちばん大切にしたい会社3」の138ページにはこう言うふうに書いてあるんですね。

「私は、この小さな会社は、この国に残さねばならない会社、潰してはいけない会社だと、強く思ったのです。」と。

結局ですね、「日本でいちばん大切にしたい会社」って、別にどっかを一番大切にしたいわけじゃないんです。この会社はなくしちゃいけない。こんな会社がなくなる世の中じゃいけないという坂本先生の思いが「日本でいちばん」の「一番」の意味なんですよね。

以前ですね、誰かがね「先生、一番というわりには、何社もあるんですね」って言ったら、先生結構怒ったんです。「なんちゅうことを質問するんだ」と。「一番っていうのはこの会社を絶対なくしちゃいけないという思いなんだ」と。「そういう会社に順番なんかつけられるわけじゃないか、だからみんな一番大事なんだ」っておっしゃったんです。

その時にですね、これがまぁ結局“コロンブスの卵”を立てることなんだろうなと思ったんですね。

要するに、それが常識になってしまえば、誰でもやることではあるけど、それが非常識な世の中では、誰もやらないこととか、誰でもできることではあるが、誰もやらないから誰もしないこと、そんなことをやることが“コロンブスの卵”を立てることなのかなと思ったんです。

イタリアなんかでは、常識なわけですよね。ところが日本では非常識が当たり前になってる。その中でもあえてやっている会社を大事にしないといけないということでしょうね。

ラグーナさんのやってることも、べつに誰でもやろうと思ったらできることじゃないですか森越先生。そうとも言えないですか?

森越:そうですね。ここは常識を疑うって事だと思いますね。

壹岐:常識と非常識がひっくり返っているというか。

森越:精神科の病気は治らないとか、働けないとか。本当にそうだろうかって考えた時に、実は働けるし、自分たちが周りの人たちのために役立つことができるしという、そこの当たり前というか常識を疑うというところは・・。

壹岐:ですよね。その前にあるのが多分幸福か不幸か、という勝手にあの人は可哀想だ不幸だねって決めつけちゃってでも本人は、それと幸福は関係ないと逸して生きてるんじゃないですか、というその違いもあるような気がするんですけども。

森越:はい。何をもって幸福とするかはそれぞれ違うと思いますけど、前回の壹岐さんの言葉でちょっと次元が違うって話が出てきましたけど、繋がりというかコミュニケーションの問題が凄くあるわけです。

病気としては、コミュニケーション障害と言いますけど、人と人とのコミュニケーションというのは、最後の最後まで、自分と自分がどう繋がるか、自分と周りの世界がどう繋がるかなんですね。そして、自分と自分を隔てている周りとどういう関係を持つかということに関しては、一度心の病気を経験した人たちの方が、ずっと深くわかっていて、いろんなものと繋がっていて、目に見えないものを力に変えているように思っています。

何が幸福かは自分が決めればいい事ですし、幸福になる世の中っていうことを考えた時に、病気をしたあとのみんなの力が役に立つと信じているところです。

壹岐:そうですね。私も、いろいろ過去にこだわって悩んでらっしゃる方や、過去の苦しみを背負って生きてらっしゃる方に対して、「確かに過去はそうだったかもしれないし、私はあなたじゃないので、一方的なことは言えないんだけれども、あなたがこれからどうなりたいか、それがあなたなんじゃないですか」って、申し上げたことがあります。

自分もいろいろ辛い経験を、まぁささやかですけどね、した事がありますけど、その時に、これから自分がどう生きていくかが、私の今の私そのものであって、これまでどう生きてきたかは、そりゃ色々あったけれども、それは忘れたっていいし、無かった事にしたって、無責任かもしれないけど、それでこれから先少しでも他の方のお役に立てたり、自分が幸せだって言える生き方ができればそれがいいんじゃないかなと・・。まさにそういうご病気の方もそうじゃないかと思うんです。だからレッテル貼ったりですね、不治の病だとか決めつけないことではないでしょうか、特に周りの人が。

森越:一緒に回復をしていくっていうことは、自分の人生を取り戻すというか、自分が主体的に自分の人生を生きることを周りも応援することですし、何よりも本人がそうやって生きていいんだってことを思ってくれればいいな、と思っています。

壹岐:だからね、今日お越しいただいた方というのは、後の世から見たらあの人たちがコロンブスの卵だったねって言われるようなお二人かもしれないと思うんですよ、僕は。なので、坂本先生ではないけども、天下国家に成り代わってご尊敬申し上げなきゃいけない方々なんじゃないかなと・・。

宮田:森越先生、もしかして自分はそういう疾患があるのかもしれないとか、そういった時ってまずどうしたらいいんでしょう。

森越:はい。まず、相談の窓口が行政にもあると思うんです。保健所だったり、あと精神保健センターというものが各都道府県であるので、そういうところで相談してみるっていうのも一つだと思いますし、ネットの診断とかたくさんあるので、あれはですね、でもネットでしてしまうとみんなが病気になってしまうんじゃないかと思うので、1人で考えないでちょっと相談をしてみる。あとこれは一時的なことってとてもあるので、今は苦しいかもしれないけど1週間後は違うかもしれない。そういう変化がありますから、あまり病気のことを心配してると健康な部分がなくなってしまうので、1人で考えないで専門家に、病院じゃなくてもちょっと相談できるところに相談する。あとは、どうでしょう毎日の余裕を取り戻すっていうことだと思います。しっかり寝てから考える。

川畑:そうですね。よく言いますけどしっかりした頭で話そうね、よく眠った頭で話そうねっていうのは。 

壹岐:いやなんか、川畑さん岡山まで来てもらって堅苦しい話ばかりで申し訳なかったんですけどね・・。毎年いろんな会社の方をお連れして、最初おっかなびっくりだったんですよ。うちの社員連れてったときもそうだったし、みんなどう思うのかな、僕はいろいろ感じることがあるし、すごい勉強になったけども・・と。これはね、大変変な言い方ですけども、ハズレがない。本当にみんなね、ありがとうございました、本当にラグーナさんに行って、すごいいっぱい感じることがありました、考えることがありました。自分の生き方を顧みないといけないと思いましたっておっしゃってくれるんで、また引き続き、またお邪魔させていただきたいと・・。ご迷惑じゃないんでしょうか。少しでも社員の方々も喜んでくださっているようなところもあるので、厚かましい限りなんですけどね・・。宮田さんも一緒に行けるといいですね。

宮田:そうですね。ぜひ今日直接お話を聞いて・・。で、このラグーナ出版さんどうなんでしょうあの、例えばちょっと見学に行ってみたいとか、そういったお声は届けて大丈夫なんでしょうか。

川畑:大丈夫ですよ。やっぱりちょっとコロナで結構大変だったんですけど、もう今移動も戻ってきまして、またご連絡いただければ。

壹岐:言っとくけど本当に普通の会社だよ。

宮田:あ、そうなんですね、ちょっとあの身構えて・・行かないといけないかなと思ったんですけど。

川畑:大丈夫ですよ一言くだされば。

宮田:わかりました。詳しくはぜひ「ラグーナ出版」で検索していただけると、ホームページもしっかり出てきますので、チェックしていただければと思います。さぁ今回は3回に渡ってラグーナ出版からお二人、代表取締役会長、森越まやさん。そして社長の川畑善博さんにお話を聞いてきましたが、どうでしょう。この3回を経て、お二人感想ではないんですけどお話いただければと思うんですが・・。

川畑:もう本当にあの、無我夢中でやってきていまして、あまり振り返る機会というのがないんです。で、壹岐さんの方からすごくありがたい言葉もいただいてですね、また今後ベストはないと思うんですけどベターですかね、より良い方向へ向かって、日々、繰り返しなんですけど自分ができる範囲をコツコツやるだけでもみんなが力合わせればまた何かが少しより良くなると思いますので、この活動を、この仕事を続けていきたいなという風に思いました。本当にありがとうございました。

宮田:ありがとうございます。では、森越さんも一言お願いします。

森越:はい。たくさんの方々に支えられて、ここまできました。坂本先生の教えもそうですし、今日も壹岐さんから過分な言葉をたくさんいただきましたけど、これはラグーナにというよりは病気を抱えながら働いている、治療という大仕事をしながら世の中で一所懸命がんばっている一人一人の方のための言葉だと思って、応援だと思って心に大事に取っておきたいと思いました。どうもありがとうございました。

宮田:ありがとうございました。ということで、壹岐敬のイキイキラジオ、3回に渡ってお話をきいてまいりました。鹿児島県鹿児島市にあります、株式会社ラグーナ出版から、代表取締役会長の森越まやさん。そして社長の川畑善博さんに3回に渡ってご出演いただきました。お二人どうも、ありがとうございました。

森越・川畑:ありがとうございました。

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