脱「巨大なモノリスシステム」室脇慶彦さん

Seeding for the future「未来への種まき — 100年企業を考える — 」2020年10月25日放送分です。

第3回目と4回目では、ゲストに元野村総合研究所常務執行役員の室脇慶彦さんをお迎えし、
今回はその後編ですが、この番組でしか聞けない貴重なお話となりました。
IT業界関係者のみならず、すべての経営者、ビジネスマンにぜひお聴きになっていただきたい内容です。


前半は、室脇さんの著書「IT負債」を引用しつつ、日本で、本質的なDX(デジタルトランスフォーメーション)が進みにくい理由として、
  ①これまで企業の経営基盤として重要な資産として計上されていた巨大なITシステムが、いつのまにか毎年巨額の維持コストを必要とする「IT負債化」しているからであるという鋭い洞察、
  ②ウォーターフォールモデルに基づく巨大なモノリスシステムであるためにその構造上DXが進みにくいという深刻な現状認識と問題提起について
詳しく解説していただきました。


後半は、そういう深刻な危機に直面しているにもかかわらず、危機意識が希薄な日本企業の問題点を室脇さんが指摘します。
  ①論点の一番目は、日本は、SOR(System Of Record)主体で、SOE(System Of Engagement)への転換が進んでいないこと、
  ②論点の二番目は CEOとCIO(Chief Information Officer)の認識不足
です。これから数年、室脇さんが指摘するこれらの課題にどう立ち向かっていくかが問われてくるでしょう。

今回、ここで語られた内容は、5年後に聞いた方が、「2020年の時点で、岡山のこんなマイナーな番組でこんな議論をしていたのか!?」と驚嘆するであろう内容であり、そういう意味で「未来への種まき」というこの番組の趣旨にそったものであったと自負しています。



今回のオンエア楽曲:お送りした曲は、山下達郎さんの奥様である竹内まりあさんの「小さな願い」でした。まりあさんは、室脇さんと同じ島根県出雲市のご出身で、ご実家は竹乃屋という老舗旅館です。室脇さんの鳴らす大きな警鐘を「小さな願い」という曲に託しました。

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番組の基本情報やラジオをリアルタイムで聞く方法などは「未来への種まき」番組情報をご覧ください。

今回放送分のスポンサーも前回に引き続き、「石井経営グループ」さまと「中原製作所」さまでした。ありがとうございました。

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