はじまりは1通の手紙 ラグーナ出版 森越まやさん 川畑善博さん

ラジオ書き起こし版の第3弾は、2022年6月と7月に放送されたラグーナ出版ご出演の回(3回分)をお送りします。過去の書き起こし版は第1弾の1(前半)第2弾の1(前半)をご覧ください。

今回は放送第1回目の前半部分をお送りします。

♪~

宮田:壹岐敬のイキイキラジオ「未来への種まき」。今回は、鹿児島から株式会社ラグーナ出版・代表取締役会長、森越まやさん。そして同じくラグーナ出版・代表取締役社長、川畑善博さんをゲストにお届けしていきます。お二人どうぞ、よろしくお願いします。

森越・川畑:よろしくお願いします。

宮田:さぁ今日は、遠路はるばるということでオープニングでもお話した・・。

壹岐:鹿児島からお越しいただきました。最近ほんとにね、鹿児島は行きやすくなりまして、遠路はるばるという感じでもなくなりましたね。

宮田:あ、そうなんですね。

壹岐:岡山までは新幹線で 3時間ちょいぐらいですね。ちょうど東京と鹿児島のど真ん中が岡山って感じですね。

宮田:なるほど。

壹岐:以前番組でもお話ししましたが、私は、鹿児島の出身でございまして、両親の故郷でもありますし、中学・高校時代を過ごした思い出深い土地ではありますが、そういうご縁でお呼びしたわけではありません。

今日お招きしたラグーナ出版さんを、存じ上げるきっかけになったのは、坂本先生です。以前この番組にもたびたびご出演いただきましたけれども、元法政大学の教授で、「人を大切にする経営学会」会長の坂本先生。先生のご著書で有名なのが「日本でいちばん大切にしたい会社」シリーズですが、その3冊目でラグーナ出版さんを取り上げられたんです。そして、この本は、僕の人生を変えた本なんです。以前も申し上げましたが、セリオという会社の社長さんが亡くなって、たまたまその後を僕が引き継ぐことになってしまったんですけど、その時にいろいろなしんどいことやトラブルがありまして、これからどうやったらいいんだろうと思ってる時に、ちょうど出たのがこの本で、この本を読んだ時にですね、自分は、なんか今、とんでもない難題が降りかかってきて悩んでるけれども、世の中にはそれどころじゃない苦難や困難に立ち向かった人がいらっしゃるなということをこの本で知って、すごく勇気づけられたんです・・。

宮田:そうですね。まぁこの「日本でいちばん大切にしたい会社」という本、現在7巻まで発行されているんですけれども、1冊に6社ぐらいですかね、会社のご紹介がそれぞれ書かれているんですが、その中の3巻目といいますか。

壹岐:ラグーナさんは、故郷・鹿児島で、障がい者雇用をなさっている会社なんですけど、僕が坂本先生と初めて一緒に訪問した会社がラグーナ出版さんなんです。

そういう意味でも、ものすごく思い出が深く・・・。その頃はまだそんなに坂本先生とも親しくない頃で、鹿児島に企業視察にいらっしゃるというので、どこにいらっしゃるんですかって聞いたら、最初に、知覧に行って、次にラグーナさんに行くっておっしゃって。僕は鹿児島の人間ですからね、知覧に行くというとどこに行くかよく知っていましたけど、知覧と言えば、陸軍の特攻基地があったところで、そこに平和記念会館ができていて、特攻で亡くなった方々の遺書とかがたくさん遺されているわけです。鹿児島には、ほかにもたくさんいい会社があるわけですが、まずは知覧の特攻記念館とラグーナさんに行くんだということですね。

先生と最初に行ってから、10年以上経つんですけど、その後も、ほぼ毎年、私は知覧とラグーナさんに行くというその時のパターンを踏襲しておりまして。社長時代には、自社の社員も何人か連れて行きましたが、その度に色々とご薫陶いただきまして、お世話になっている会社です。

宮田:川畑さん、坂本先生に最初に会われた時の印象というかその辺りを覚えていらっしゃいますか?

川畑:よく覚えています。坂本先生は、当時私のところで働いていた精神疾患のある女性社員の手紙を読まれて、行動を起こされて訪ねて来られたっていうような感じだったんです。

来られるまで私との連絡はひとつもなくて、その女性とやり取りをしていらっしゃって。まぁ今は、精神障害の方33名と働いているんですけども、当時は、私も経営の問題と、医療の問題と両方抱えていて、一方は福祉というか支援をどう求めるかが問題で、もう一方は、やっぱり経営というのことで、会社が安定するために売り上げを求めないといけないっていうことで、その二つのバランスをどう取るかですごく悩んでいた時だったんです。その時に本当に坂本先生に来ていただいたわけですが、経営者としての自覚なんてまったくない時でした。そんなころに、バスから降りて来られたんです坂本先生が。

壹岐:坂本先生がどんな方かということはご存知だったんですか?本とかはお読みになってた?

川畑:私がですか? いえ、読んでないです・・。お迎えするにあたって、どんな先生が来られるのだろうというので、その子に聞いたのですが、その子が最初に見たのが新聞なんですよね。新聞記事を見て、人を大事にする経営を勧めている大学の先生がいらっしゃることを知ったその子が「ぜひうちを見に来てください」って先生にお手紙を書いて、お越しになるわけになったんです。最初来られたときも、彼女に電話をいただいて、ちょっとたくさんで行くからっていうお話だったんです。そしたら大型バスで、30名ぐらいのスーツを着た方がいらっしゃって・・・。

壹岐:いきなりそういう、坂本ゼミの視察団が視察に来られたんですか。

川畑:で、降りてきて、最初に、「あなたが“ひまわりさん”ですか」と・・“ひまわり”というのは、その手紙を書いた女性のペンネームです。「あなたの手紙を読んで感動した」ということで。当時、これでいいのかと私は迷ってたんですけど、「あなたのやっていることは正しいよ」みたいなことを言ってもらって、すごくやって良かったっていう自信をいただきましたね。最初はそういう出会いでした。

宮田:本の中にもご紹介されていますが、ラグーナ出版で働いている社員さんが坂本先生に打診をして坂本先生がいらっしゃったと。その社員の方が書いた手紙の一文が本にも載っているんですけれども、そこに「うちの会長、社長をぜひほめてあげてください」とかいてありますが・・・。森越さんはいかがですか?坂本先生に最初に会われた時の印象は・・?

森越:川畑さんと一緒にお迎えをしたんですけれど、当時、私たちの会社は小さな2DKの一室で、そこを先生がドアを開けて、大きな体をかがめながら、「やぁ皆さん世話をかけるね」って入っていらした時に、なんかずっと緊張していたのですけど、すごくホっとしたことを覚えています。暖かい言葉をいただきました。

宮田:先生のお人柄が出てますね。

森越:はい。みんな社員も喜びました。

宮田:坂本先生がラグーナ出版を訪れたのが2011年のお話で、本に、当時のエピソードも書かれています・・。

壹岐:だからあれなんだね。その年の暮れに本が出てるわけだから、ほんとにほやほやだったんですね、意外とね。先生もずっと前からラグーナさんのことを知ってたわけじゃなかったんですね。

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